ダウン症は、21番目の染色体が3本あるために起こる生まれつきの疾患です。ダウン症には、「標準トリソ...

ダウン症のリスク軽減には葉酸摂取がおすすめ

ダウン症は、21番目の染色体が3本あるために起こる生まれつきの疾患です。ダウン症には、「標準トリソミー型」「転座型」「モザイク型」の3種類があり、「転座型」の約50%は遺伝性ですが、他は正常な染色体数の両親からでも生まれる可能性があります。さらに、出産年齢が高くなるほどリスクが高まります。


ダウン症児(者)の多くは、運動能力及び知能に遅れがみられ、その度合は一人ひとり異なります。一般的には健常児(者)に比べて約2倍の時間がかかると言われています。 エコー検査、羊水検査などでもダウン症の可能性があるかを知ることができますが、検査を受けたことで、流産などのリスクが出ることもあります。

残念なことに、現時点ではダウン症のリスクを100%避けることは不可能です。しかし、ダウン症になる確率を軽減することは可能です。


厚生労働省は、赤ちゃんの先天性異常のリスクを下げるために、通常の食事からに加えて、サプリなど栄養補助食品から1日400㎍の葉酸摂取を推奨しています。葉酸は、赤ちゃんの神経管閉鎖傷害(二分脊椎・無脳症)など先天性異常を防ぐ重要な栄養素で、不足なく摂ることが必要です。


ダウン症と葉酸については、2003年には、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ『ランセット』に、「葉酸でダウン症は防止できる」という記事が掲載されました。ウクライナとイスラエルで行われた実験結果を検証し、葉酸はダウン症予防の可能性があるとしています。

実際、7カ国33カ所の調査データによると、葉酸を摂取する事でダウン症のリスクは下がり、その他の先天性異常は72%のリスク軽減に繋がったそうです。さらに、日本より早く葉酸摂取を推奨したアメリカやイギリスでは、10年でダウン症などの先天性異常の発生が10分の1になったと言われます。

ところで、葉酸という名前から、ホウレンソウなどの葉物、植物性食品だけに含まれているように感じますが、レバーなど動物性食品にも多く含まれています 。
この葉酸には、2つのタイプがあります。
普通、食事から摂れる葉酸は、ほとんどが「ポリグルタミン酸型」 呼ばれるもので、複数のグルタミン酸が結合したものです。
サプリや健康食品、その他の加工食品に添加されている葉酸は、「モノグルタミン酸型」と呼ばれ、グルタミン酸が一つ結合したプテロイルモノグルタミン酸です。
このポリ(複数)とモノ(単一)の違いは吸収力(利用効率)にあります。
ポリグルタミン酸型は、先ず消化管の酵素によって消化され、モノグルタミン酸型となった後、小腸の上皮細胞から吸収されます。つまり、ポリグリタミン酸型⇒酵素で消化⇒モノグルタミン酸に変化⇒体内吸収と複雑な過程をふみ、その過程で多くが失われます。一方で、モノグルタミン酸型の方は最初から吸収されやすい形になっています
食事摂取が主なポリグリタミン酸型の体内での吸収力(相対生体利用率)は、モノグルタミン酸に比べ、25~81%と報告されています。2015年度版日本人の食事摂取基準では食事性葉酸の相対生体利用率を50%としています。つまり、ポリ型葉酸はモノ型の半分しか吸収されないのです。


母体の健康と、赤ちゃんのダウン症や神経管閉鎖障害のリスク低減のために、厚生労働省が推奨するように、正しい食事にプラスエーエフシーの葉酸のような、実証に基づいたモノグルタミン酸型のサプリを摂取がおすすめです。

最後に、葉酸は水溶性なので、カラダに不要な分は尿や汗などで体外へ排出されます。でも、サプリなどで摂るのは簡単なので、リスクを減らそうと限度を超えて飲み過ぎしてまうと危険です。
葉酸の過剰摂取は、
◎発熱・蕁麻疹・かゆみ・呼吸障害などを引き起こす
◎ビタミンB12欠乏症の診断を困難にし、神経症状を悪化させる原因になる
などの弊害があります。
厚生労働省は、サプリなどによる摂取限度量は最大1000μg/日としています。
多くの葉酸サプリメントは、例えばエーエフシーの葉酸は一日4粒に推奨量の葉酸400μgを含み、一日分で十分な量を摂れる設計になっています。サプリメントなど健康食品の場合は決められた用量を守るようにしましょう。